Amazon Fire HD 10 (2017)のFire OSのバージョンによるroot化について

root化のときに役立ちそうな情報を並べておきます。
今回はもうroot化する!と決心した!という方々のために書きますのでどんなことができるのかなどは割愛します!(`・ v ・´)vブイッ

1.root化可能という情報があるFire OS
確認情報アリのバージョンを並べます↓
  • 初期ファームウェア(出荷時のOS)
  • Fire OS 5.4.1.0
  • Fire OS 5.6.0.1
(ここまででみっこさんのブログより)
  • Fire OS 5.3.7.0
  • Fire OS 5.6.6.0
(うさみょん独自で確認)
  • Fire OS 5.6.4.0
こちらのページより)
2.root化方法について
Fire OS 5 のバージョンコードはすこし変則的なので、一概にバージョンなんちゃら以上ならこれ使えるとか言えないのですが、主に二つの方法があるようです
  • mtk-suを利用しておこなう
  • Dirty COWの利用
mtk-suでroot化すると、一時的なroot化である代わりに手軽にroot化できるのが特徴なようです。また、mtk-suを使うのであれば、Fire自体にインストールした(Google Play導入後インストールか野良apkを利用してインストール)Termux単体でもroot化可能なよう(やり方)。ただし、パソコンのコマンドプロンプトやらターミナル経由でやったほうが、root化したあとに、やりたいことをしやすいと思います。
なお、mtk-suはFire OSのアップデートによりあるバージョンから使用不可になっています。とりあえずmtk-suをやってみて、だめならDirty COWをやってみてください!(うちの場合には、mtk-suで最後の./mtk-suを実行したときにエラーがコマンドプロンプトに吐かれました(*´;ェ;`*))
          ただしうさみょんは、OTAアップデートはパッケージ無効化までしかしていません。
3. ホームアプリ(ランチャー)を変更したときに注意したいこと
うさみょんは、ホーム画面(ホームアプリ・ランチャー)をNova Launcherに変更するためにroot化しましたので、システムアップデートはさせようと思いましたが、いざシステムアップデートが終わると、ホームアプリが正しく動作しなくなって焦りました。なので、Fireの無駄な文鎮化を防ぐためにはOTAの無効化をおすすめします。
具体的にうさみょんが行った無効化作業では、以下のパッケージを無効化しただけです。
  • com.amazon.device.software.ota
  • com.amazon.device.software.ota.override
  • com.amazon.kindle.otter.oobe
  • com.amazon.kindle.otter.oobe.forced.ota
でみっこさんのブログのOTAを停止するやりかたでは、cert.zipのリネームまでしていますが、ここまで必要かは不明です(´・ω・`)

そもそもなぜホームアプリが動作しなくなったかというと、
いままではホームアプリはcom.amazon.firelauncherのみでしたが、Fire OS 5.6.6.0ぐらいから、com.amazon.firelauncherに加え、com.amazon.paladinもホームアプリに依存する役割をするようになったようです。片方だけ無効化された状態だったので、依存関係が悪さして、うまく動かなくなっていたようです。com.amazon.paladinの無効化により今回はもと通りにすることができました。

つまり、Fire OS 5.6.6.0またはそれ以降でホームアプリをNova Launcherなどの外部ランチャーに変更する場合には、
pm disable com.amazon.firelauncher
に加え、
pm disable com.amazon.paladin
も必要です。これをセットでやらないと、いざホームアプリが動作しなかったときに焦ります。
もしご利用のバージョンにcom.amazon.paladinがインストールされている場合には同時に無効化してください!
真面目な話、任意のアプリを起動するすべをうしないかけました。そんななか、うさみょんが任意のアプリを起動した方法はこちら。
通知からGmailを開く(Google Play導入してあったので)⇒適当なメールから任意のブラウザを開く⇒ブラウザで新しいタブを開き、「jp.miotti.AppList」と検索⇒Google Playのリンク(https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.miotti.AppList&hl=ja)をタップしてGoogle Playで開く⇒(未インストールの場合にはインストールしてから)開く
これで任意のアプリをAppListから起動できます。
4.ホームアプリ(ランチャー)を変更する必要がないなら、root化せずにシステムアプリを無効化できる
Amazon Fireにもともとインストールされているアプリは、ホーム画面を変更する必要がなければ、root化なしで無効にできます。(adb必須)
詳しくはこちらのページを参照してください!⇒https://netlog.jpn.org/r271-635/2018/11/amazon_fire_hd_nonroot_pmhide.html
ホームアプリを変更しなくてもいいならば、上のリンクのページの「無効化したパッケージ」セクションに並んでいるパッケージおよび、https://netlog.jpn.org/r271-635/2019/04/amazon_fire_hd_8_temp_root.htmlのページの「不要アプリの無効化」セクションに並んでいるパッケージを無効にできます。(だいぶ二つのページで被ってますが)
なお、https://netlog.jpn.org/r271-635/2019/04/amazon_fire_hd_8_temp_root.htmlの「無効化できなかったパッケージ」セクションのパッケージは無効にしないほうが絶対にいいです。
5.ホームアプリ(ランチャー)をroot化なしで変更
Launcher Hijack Cloneを使用するしかないですね(´・ω・`)
https://eizone.info/launcher-hijack-clone/とかが参考になりそうです。基本的に、
ランチャーアプリインストール⇒Launcher Hijackインストール⇒設定
の流れです。
6.最後に
今回はFire HD 10 (2017)のroot化についてでした。もしかしたらほかのバージョンでもうまくいくかもしれません。各リンクを参考にしてみてください。なお、root化したり、Google Playを入れたり、Launcher Hijackを入れたりすれば当然保証はきかなくなると思いますので、そこは考えたうえで自己責任で行ってください。
なお、Dirty COWを利用して取得したroot権限はいつでも返却できますので、好きな時に返却してもいいかもしれません(Super SUの設定タブから可能)。ただし、また何かあったときやもとに戻したいときは、再度root権限取得の作業から開始するようになってしまうことを忘れないでほしいですε٩(๑>ᴗ<๑)۶з

なおご意見ご質問等を随時受け付けています
この記事の内容は執筆された当時のもので、本記事の内容によって生じたいかなる損害も負いかねますので自己責任で行ってください。

コメント